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【天穏 齋香荒(サケル) 1.8L】

販売価格:3,000円 (税別)
(税込:3,300円)
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  いつもの天穏とは全く味の方向性が違うのでご注意? 今回は夏越え2回火入れバージョン!     蔵内でも好みが分かれるお酒だそうですが、 突き抜けた酸は個人的に好きなおいしさに仕上がっています? どこかマスカットな香りと乳酸系の香り。 ナチュールワインに感じるほどに酸が高いながらも、クリアでみずみずしさも感じ不思議な魅力があります。 通常の天穏とは全く違う酸の世界感ですが、これ面白美味しい? ちょっと冷やして、または炭酸で割ってサワー風に。 繊細なお料理ではなく、スパイシーなエスニックだったりカレーに合わせても面白いかも。ぜひぜひ〜。 ◎天穏 齋香荒(サケル) 佐香錦50% 生? 酵母無添加 酒度-8 酸8.0 ALC16% 以下、出雲雲杜氏 小島達也さんより。 生?のもろみ(齋香)において乳酸菌が増える事態となりました。通常の生?の場合、酒母段階でアルコール度数が上がるにつれて乳酸菌が溶けていなくなり、その後のもろみで乳酸菌が増えることはありません。今回の齋香では酒母段階で通常の乳酸菌とアルコール耐性のある乳酸菌が同時に増え、酵母発酵後も生き残ってもろみまで進んだことが予想されます。 そのためにこの齋香のもろみでは酵母発酵と乳酸菌発酵が同時に行われて酒になったということで、日本酒としてはとても酸度の高い酒となりました。協会酵母、野生酵母、乳酸菌のトリプル発酵で、このタイプのお酒をお見かけしている方もいらっしゃると思います。当然、はじめから意図した造ったものではありません。本当の自然醸造をしているからこそ出てくるもろみで、無添加をしている限り現れる可能性はあるもので防ぐことができませんでした。 味わいは齋香だと思うと全く違うお酒です。しかしながらこのお酒は、酸が高くても非常にクリアで奥深い味わいをしていて驚きます。齋香ではないけど清らかな齋香の基礎があるのか、この手の酒で出てくる乳酸菌のオフフレーバーや糠の香りが感じられず、ほとんど白ワイン(白ワインの酸度は8から9なので白ワインの酸の強さと同等)の味わいで、乳酸発酵が絡むナチュールワインとそっくりです。 もともと齋香になる予定だったため、3日麹や汲水はかなり繊細な造りをしていましたので、マスカット系の香りもあり、ワインのような酸と相まって悔しいけどクリアで軽くとても美味しい酒です。日本酒のバイアスを外せばこのクラスの酒はなかなか無いようにも思えます。飲めば分かっていただけるはず。とはいえ日本酒という前提をもって飲むと酸っぱい酒なので、お客様には説明が必要かと思います。     「天穏(てんおん)」 醸造元の板倉酒造は明治4年の創業。 天穏という酒名は大正5年に当家宗門である日蓮宗本山要法寺管主坂本御前より仏典の無窮天穏という言葉から命名されました。 無窮天穏とは、天が穏やかであれば窮する(困る)ことは無い、世界とその未来が平和であることを願う言葉です。   出雲の御神酒 日本酒は自然や神、ご先祖様からの授かりものであるお米に対して、豊穣と感謝の祈りを捧げるために造られるものです。人々の祈りが込められたそのお酒は「御神酒(おみき)」と呼ばれ日本人が自然や神に対して捧げる最上の御供物とされてきました。私たちは御神酒こそが天穏・無窮天穏の目指す姿であると考えます。天穏・無窮天穏は、清らかで優しい穏やかな酒質を追求し、飲む人の心を穏やかにするような御神酒を造りたいと思います。私たち日本人の大切な行事において、その土地の風土と歴史が注がれた出雲の御神酒、天穏をお使いいただければと思います。
■原材料: 米・米麹

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