無窮天穏 続SAGA2 山廃純米大吟醸 720ml
販売価格: 2,850円(税別)
(税込: 3,135円)
人間の血の物語。血統や血脈、血潮と呼ばれるものを描くサーガ。
山陰吟醸の師匠、長崎杜氏と坂本杜氏の手法を再現するように造ったSAGAから始まり、受け継がれるものを伝えていく物語。
今回は「継承と変奏」編。
師の教え山陰吟醸造りを再現しながらも自己表現したお酒。
おだやかに上品に香る吟醸香。
なめらかでほどよい奥行きのある旨み。そして苦みを伴いながらの余韻も心地良く。
常温でも美味しく、温めることで更に統一感がまし、嫌みの一切無い清らかなお酒に昇華していきます。
これから先、熟成を進めても更に成長する可能性をビンビンに感じてしまいます。
継承
時を継いでいく。これは、私が板倉酒造へ来るときに、自らのテーマとして掲げたものです。
酒造りはご存知の通り伝統的技術です。伝統として古くからの仕来りや様式、醸造技術としてそれぞれ地域性を持ちながら今日に至るまで系統を伝えてきたものです。
そして伝統技術を継承した者が、それを昇華させ次の造り手へと繋いでいく。このように継承と変奏を繰り返し、今に至るのではないかと考えます。
板倉酒造では代々、出雲杜氏の流れを汲み、現在は小島杜氏が「山陰吟醸造り」として伝統的酒造技術と今日まで培われてきた知識を融合・再構築し、次の世代へ伝えようとしています。
この無窮天穏サーガ2は、無窮天穏サーガ1で小島杜氏が古典を追求したように、自分なりに追体験し山廃で純米大吟醸を醸しました。
そして、3BYを経て4BY。
設計に変更があるものの、愚直にキープコンセプト。山廃・三日麹・山陰吟醸。
4BYでは再現性をサブテーマにしていました。3BYの結果に対してどうすれば「再現性」や「科学的な正しさ」を付与することが出来るのか。
答えは単純で試行回数を増やすことでした。
山陰吟醸は普遍性を持った醸造法だと考えています。「普遍性」とは「時代や場所、人などに依存せず、常に成り立つという性質」のことで言い換えれば「再現性」のことです。
再現性の高さこそが科学的な正しさであり、すなわち山陰吟醸は普遍性を持った醸造方法である、と。
変奏
山陰吟醸という同じ主題を描きつつも、単なるコピーやエピゴーネンではない造り手の自己表現の跡を少しでも残せるように。
SAGAサーガ シリーズ
民族の英雄や神話、民族の歴史として語り伝える物語。
世代を超えた一家一門の物語を壮大に描くのことを表すそうです。
人間の血の物語。血統や血脈、血潮と呼ばれるものがサーガです。
山陰吟醸の師匠、長崎杜氏と坂本杜氏の手法を再現するように造ったSAGA。
そして昨年のSAGA2伝承編は、山陰吟醸の血統の続編。受け継いだものは伝えなくてはいけない。杜氏小島さんから誰かにこの造りを伝えることを目的とした酒で、血の形を再現可能な現実的な技術力とそれを曲げない強い意志が重要であり、その可能性を感じる頭の上山さんが担当しています。
商品詳細
■原材料 | 米・米麹 |
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■原材料・詳細 | 奥出雲産改良雄町 |
■精米歩合 | 50 |
■アルコール度数 | 16.5 |
vintage | R4 |
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