天穏 純米 無濾過 生原酒 1.8L (冷蔵)

天穏 純米 無濾過 生原酒 1.8L (冷蔵)

販売価格: 2,900円(税別)

(税込: 3,190円)

在庫なし

天穏より、今期のしぼりたての新酒生酒到着です!

香りは控えめ、滑らかな口当たりでスムーズな旨味。

冷やした状態でももちろん美味しいですし、生酒なのにお燗にしても美味しいのが天穏らしいです!

 

杜氏より

1本目ですが米と造りの標準が合って良い吟醸経過を辿ったと思います。もろみの段階から手応えがあり、私としては良い出来の酒に仕上がったと思います。

酒の色は青冴えした黄緑色、新酒の青い香り、突きハゼ麹の甘味に感じるアミノ酸、硬質で苦渋が心地良い五百万石のボディ感、含み香にある吟味、突きハゼで心白が溶けた分のグルコースはしっかり消費されてキレと涼しさのある余韻。

そのままもいいし、お湯割りやロックで飲むと吟味が伸びてかなりうまいです。

涼しくて強くて旨くて優しくてキレる。私が山陰吟醸に求める条件(低グルコース+低アミノ酸+旨味アミノ酸)は十分にクリアしている内容でした。

突きハゼ三日麹の旨味アミノ酸によって低グルコースでも新酒の飲みにくさや硬さは技術的に標準程度まで解消されています。

グルコースと酵母由来のアミノ酸が少ないので貯蔵も冷蔵なら長期間保ちます。

米に関してはお伝えしていたように今季は全量五百万石です。

今年は島根県出雲地区も猛暑で米が固く、米質は悪いと予測され、まさにその通りといった結果でした。

しかしなぜだか米に水を吸わせ、麹をつくり、溶かしてみると、意外にほどよく溶けました。固くて割れて老化も早いけど溶けるというギャップのある米質です。

1本目で良いところに着地したし、私のスタイルと相性が良い気がするので、ちょっとこの先も期待です。昨季は造りの後半がサケル現象で終わったので、今季はちゃんと酒が造れるかずっと不安でした。

デッドボールを当てて人に怪我をさせたピッチャーのように、ふたたび内角を攻めることを躊躇するような恐怖心がつねに全身に付きまといます。

それでも酒造りへの青い情熱の炎は燃えているので、酒を造る怖さを日々感じながらも、短絡的に酒を造らず、三日麹と長期もろみの山陰吟醸スタイルでしっかり攻めて、なるべく時間をかけて菌叢を見守り、出雲の土と水と空が酒としておのずと現れるような御神酒スタイルで納得いく酒造りにしたいと思います。

 

 

「天穏(てんおん)」

醸造元の板倉酒造は明治4年の創業。 天穏という酒名は大正5年に当家宗門である日蓮宗本山要法寺管主坂本御前より仏典の無窮天穏という言葉から命名されました。 無窮天穏とは、天が穏やかであれば窮する(困る)ことは無い、世界とその未来が平和であることを願う言葉です。

 

出雲の御神酒

日本酒は自然や神、ご先祖様からの授かりものであるお米に対して、豊穣と感謝の祈りを捧げるために造られるものです。人々の祈りが込められたそのお酒は「御神酒(おみき)」と呼ばれ日本人が自然や神に対して捧げる最上の御供物とされてきました。私たちは御神酒こそが天穏・無窮天穏の目指す姿であると考えます。天穏・無窮天穏は、清らかで優しい穏やかな酒質を追求し、飲む人の心を穏やかにするような御神酒を造りたいと思います。私たち日本人の大切な行事において、その土地の風土と歴史が注がれた出雲の御神酒、天穏をお使いいただければと思います。

商品詳細

■原材料 米・米麹
■精米歩合 60
■アルコール度数 17
■推奨 出荷方法 クール推奨
■保存方法 冷蔵

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