飛鸞 HIRAN　輪廻転生　無濾過生原酒　720ml　(冷蔵)　

人気の飛鸞より限定酒です！干支にまつわるお酒であり、コンセプトは、十二年に一度の物語（輪廻転生）。
「十二種類のお米×協会十二号酵母」。
毎年変わる十二種類のお米と協会十二号酵母（浦霞酵母）の発酵物語をお届けする作品になります。

杜氏noteより。

輪廻転生とは？

ーーー早速ですが、輪廻転生の商品開発のきっかけ・テーマを教えてください！

森：新年にみんなで集まった時に、年の始まりを祝うお酒を楽しんでいただきたいと思ったことがきっかけです。これまで、新年向けのお酒は「Happy New Born」のみでしたが、干支に因んだ特別なお酒を作りたいと考えました。テーマは「毎年変わる十二種類のお米と協会十二号酵母（浦霞酵母）の発酵物語をお届けする作品」です。

干支とかけた12号酵母

ーーーなぜ干支に着目しているのですか？

森：新年という特別な時期にふさわしいお酒を作りたかったからというのに加えて、十二支にちなんで12号酵母を使用したいという思いがありました。修行先（宮城県浦霞）で使っていた浦霞酵母が12号酵母であり、卒業生である私だからこそ、「12号酵母」を使いたいと考えているからです。

ーーーいつから輪廻転生を構想されていたんですか？
森：令和になったタイミングで12号酵母が復活したことから構想していました。十二支自体に転生を繰り返す意味がありますし、毎年転生していくようなコンセプトを表現したくて「輪廻転生」と名付けました。毎年酒米を変えることで、12号酵母の発酵の物語を楽しんでいただけるようにしています。

毎年変わる酒米について

ーーー使用酒米はどういった理由で選んだのでしょうか？

森：学生時代を過ごしたゆかりある土地のお米を使いたかったので、今年は〇〇というお米を使用しています。酒米が気になる方は、ご購入いただいてからみてみて下さい。

今後はルーレットやダーツ形式で来年の酒米を決めたり、今年購入いただいたお客様にアンケートをとったりして決めるのも面白いかなと考えています。

ーーー発売が延期になるなど、今年は難しい部分もあったかと思いますが、開発秘話についてもお伺いしたいです。

森：輪廻転生のコンセプト的にも、本来は年末に発売してお正月に楽しんでいただく予定でしたが、今回は生酛のつくりの過程で問題が生じ、満足のいく「もろみ」が作れなかった影響で発売が延期となってしまいました。しかし分析を重ねて原因を究明し、最終的には納得のいく仕上がりになりました。

今年の輪廻転生の味わい

ーーー気になる今年の輪廻転生の味わいについて教えてください！

森：昨年はオレンジのような柑橘系の味わいでしたが、今年は葡萄やマスカットのようなジューシーで瑞々しく、酸のメリハリもあるので、ジューシーで引き締まった味わいが特徴です。お手元に届く頃には瓶内でおりが混ざり、ガス感も加わっています。

ーーー新年にぴったりですね！香りについてはいかがでしょうか？
森：香りに関しては、クラシックタイプの酵母を使用しているため、バナナのような香りが特徴です。酢酸イソアミル系の酵母の特徴ははっきりと感じられますが、浦霞の方に聞いたところでは、12号酵母はいちごのような香りが出ることもあるそうです。作り方や酒米によって異なる香りが楽しめることも特徴ですね。

画像参照元：https://www.urakasumi.com/commitment/urakasumi/no03/

最後に

ーーー最後に輪廻転生の魅力を教えてください！

森：輪廻転生は酵母は変えず、酒米が変わることで、その年ならではの味わいを楽しんでいただける商品です。着地点をあえて決めず、その時々のベストな発酵ポイントを見極めるように作っています。

その年にしか出会えない、まさに一期一会のお酒の味わいを、ぜひ楽しんでいただければと思います。

ご存知の方も多いとは思いますが、HIRANの生の定義は、ただフレッシュなお酒という意味合いでは
なく、生きてるお酒＝生酒と定義しております。
そのため、瓶によって発酵の仕方も異なり、お客様ごとに違った物語がある事になります。
新年を迎えご都合の良いタイミングで、2024年の辰年をスタートとした十二年に一度の物語（輪廻転
生）をより多くの方に楽しんで頂けたら幸いです。

※数量限定品

飛鸞醸造元　森酒造

大航海時代、平戸は世界の重要な港でした。西の都フィランド、平戸、航海士たちは平戸をフィランドと呼び、
さらに古い時代には平戸は飛鸞(ひらん)とよばれていました。私どもは平戸のテロワールを感じていただける酒造りをめざすため、古(いにしえ)のロマンに満ちた平戸の名前・飛鸞(ひらん)をブランドとしました。