天穏 春の月 微発泡 純米吟醸 にごり生原酒 1.8L (冷蔵)
販売価格: 3,200円(税別)
(税込: 3,520円)
天穏より、今期のしぼりたてより、にごり酒が到着!
杜氏より
毎年恒例の活性にごりの辛口無濾過生原酒です。馨をベースに佐香錦純大のにごりを入れています。
今季の春の月は強くてキレありの旨辛口です。私の杜氏1、2年目の馨を思い出すような切れ味と強さと、そこに3日麹の甘味あるアミノ酸が合わさった酒。
ハードさとその奥に官能のある昭和の男気映画俳優みたいな酒が現れてきました。
猛暑の夏とそれに伴って過去最高レベルで溶けないと言われた今年の米。天穏ではその前情報が嘘のように米が溶けて、白ラベルも馨も酒度は+7〜10、アルコールは例年より1〜2%も高く出ました。でおそらく12月に入るまで高温多湿だったことと3日麹が合わさって硬い米を貫く強靭な麹になったんだと思います。
酒はこの3日麹がつくるほのかな甘味と旨味をもつ突きハゼ系アミノ酸と、多湿がもたらす草のような植物のニュアンスや薫香を備え、正しく島根らしい麹の効いたしっかりした酒となりました。
専門の官能評価ではこの草のような薫香は4VGというオフフレーバーですが、地酒にとってこの香りは強すぎなければ気候風土と土地を表現する懐かしい情緒的な空気感漂う故郷の香りとも捉えられます。
空気中の水分量に敏感な苔や地衣類が出す空間的な香りで、昨年は桜餅のような香りが出ていました。今季はそれに比べると稲藁っぽい香りです。この香りは湿度の下がる冬とともに消えていきます。
このようにベース酒の馨が骨太で出てきたので、にごりは綺麗で柔らかめの佐香錦純大の醪から取りました。にごりの比率も多めです。
しっかりとした印象の酒ですが割りとドリンカブルで、飲み続けるとどんどん天穏味になってきます。限定品で少ないですがよろしくお願いします。
瓶内二次発酵により微発泡するようにしています。
穴あき栓の為に横倒しは禁止で、噴き出さないようにラベルの記載文をしっかり読んで開けてください。
#Tasting
香り・・イソアミル、甘い麹とにごりの香り、和菓子の匂い、詰めた製品だと草感(4vg)はぜんぜん少なかった
味・・・ちゃんと微発泡しているピチピチ感、意外と甘味を感じて度数を感じない(皆さんに届く頃にはガスとアルコールに変わってるかもしれません)。さっぱり、やっぱり桜餅風、後半にアルコールと草感。
数値や原酒の時のイメージとはかなり変わっていました。基本は辛口スッキリなにごり生原で、テイスティングの時にはにごりの部分が意外と甘旨でした。瓶内発酵していたので皆様に届く頃に良い感じに調和するのではないかと想像します。この時期の酒は素直に環境を現すので、春の月も次の生原も、憎めない素直な感じがあってそこが良いところだと思いました
「天穏(てんおん)」
醸造元の板倉酒造は明治4年の創業。 天穏という酒名は大正5年に当家宗門である日蓮宗本山要法寺管主坂本御前より仏典の無窮天穏という言葉から命名されました。 無窮天穏とは、天が穏やかであれば窮する(困る)ことは無い、世界とその未来が平和であることを願う言葉です。
出雲の御神酒
日本酒は自然や神、ご先祖様からの授かりものであるお米に対して、豊穣と感謝の祈りを捧げるために造られるものです。人々の祈りが込められたそのお酒は「御神酒(おみき)」と呼ばれ日本人が自然や神に対して捧げる最上の御供物とされてきました。私たちは御神酒こそが天穏・無窮天穏の目指す姿であると考えます。天穏・無窮天穏は、清らかで優しい穏やかな酒質を追求し、飲む人の心を穏やかにするような御神酒を造りたいと思います。私たち日本人の大切な行事において、その土地の風土と歴史が注がれた出雲の御神酒、天穏をお使いいただければと思います。
商品詳細
■原材料 | 米・米麹 |
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■精米歩合 | 60 |
■アルコール度数 | 18 |
■推奨 出荷方法 | クール推奨 |
■保存方法 | 冷蔵 |
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