天穏 純米吟醸 馨 1.8L
販売価格: 2,900円(税別)
(税込: 3,190円)
非常に綺麗に良く飲める酒でオールラウンダー。
シャープ感もあり、冷やしても美味しいですし、そのまんまの温度がオススメで、少し温めても体にスルッと入ってきます。
【R5BY】純米吟醸 馨 (かおる)
島根県産五百万石60% 速醸 酵母:k1&k101号 アルコール分:15.6%
五百万石100%に島根k1酵母の泡ありと泡なしを合わせた純米吟醸。
春の月は馨 4号がベースでしたが、この馨は馨1〜6号のブレンドとなっています。
春の月とおなじように馨は全体的にアルコールが高くて19%を超える原酒が多くなりました。その割には柔らかいk1の含み香や k101の品のあるマスカット系の香りもあり純米吟醸らしさがしっかりと出ていました。
アルコールも酒度もキレたので吟醸感が出ないかなと心配していたのですが、含香で程よい香りと3日麹の旨味があり、シャープさやキレがあって、非常に飲み重ねできる、燗できる、疲れないと、実に馨らしい馨になりました。薫香やアルコールが高い分の苦味がありますが、無かったらないでナヨナヨした印象の酒になるのでそれもまた良い感じです。
気候や今年の米質の影響から出てきた酒なので、同条件にならない限り、来年、同じような酒は出来そうにないのですが、杜氏になったばかりの頃の強い酒質と、柔らかさや奥行きや余韻を重視するようになった令和時代の酒質との融合のような香味でいい酒でした。瓶貯での成長もかなり期待できるので長く飲んでいただきたい酒です。
香り:低い香り、みずみずしい香り、米麹の甘い香り、少し薫香
味:綺麗さ、水の良さ、清潔さや品のある密度あるやわらかい甘旨味、マスカット系の香り、酸味のある果物の香り、去年の馨と同じで麹の甘旨味、酸、香りが合わさって含味が一瞬スモモミルクキャンディ(花のくちづけ)の味になる。さりげなく高級アルコール(渋み)と脂肪酸(重み)と薫香があるがこれが良い。
非常に綺麗に良く飲める酒でオールラウンダー。切れが良いのにアミノ酸系の甘味と含味があるのでとても多く飲める純米吟醸です。低グルコース、低フェロモン、低アミノ酸なのに綺麗で柔らかさがあっていい酒でした。1火瓶貯の熟成が楽しみです。
「天穏(てんおん)」
醸造元の板倉酒造は明治4年の創業。 天穏という酒名は大正5年に当家宗門である日蓮宗本山要法寺管主坂本御前より仏典の無窮天穏という言葉から命名されました。 無窮天穏とは、天が穏やかであれば窮する(困る)ことは無い、世界とその未来が平和であることを願う言葉です。
出雲の御神酒
日本酒は自然や神、ご先祖様からの授かりものであるお米に対して、豊穣と感謝の祈りを捧げるために造られるものです。人々の祈りが込められたそのお酒は「御神酒(おみき)」と呼ばれ日本人が自然や神に対して捧げる最上の御供物とされてきました。私たちは御神酒こそが天穏・無窮天穏の目指す姿であると考えます。天穏・無窮天穏は、清らかで優しい穏やかな酒質を追求し、飲む人の心を穏やかにするような御神酒を造りたいと思います。私たち日本人の大切な行事において、その土地の風土と歴史が注がれた出雲の御神酒、天穏をお使いいただければと思います。
商品詳細
■原材料 | 米・米麹 |
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■アルコール度数 | 15.6 |
■日本酒度 | +8 |
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