無窮天穏SAGA ‐TAT TVAM ASI‐ 生酛純米大吟醸 中垂れ原酒 1.8L

無窮天穏SAGA ‐TAT TVAM ASI‐ 生酛純米大吟醸 中垂れ原酒 1.8L

販売価格: 8,000円(税別)

(税込: 8,800円)

在庫わずか
数量:

2年ぶりの小島SAGAです。
SAGAは血脈や血潮という意味で、わたしに流れているSAGAを表現する酒を目指して始めたものです。
最初は亡くなった師匠たちのために無窮天穏SAGA赤青を造り、次はそれを他者に伝えられるようにと蔵人にSAGA2を造ってもらいました。
今回はシンプルに小島単独のSAGAです。



酒は前回と同様に齋香のなかだれ原酒です。現在出荷中の齋香は3本のタンクの合併ですが、SAGAはこの3本の良い部分を少量ずつ集めて1本にしています。
上槽中に利き酒を細かくしながら自身の官能判断でミドルカットをしていますので齋香とは全く違った雰囲気の酒になっています。
まさしく齋香のなかの齋香というべき高貴さが出ていると思います。
齋香の内容に関しては以前の案内をご覧ください。テイスティングも各々が感じたままにということで今回は無しにします。



今回の副題は‐TAT TVAM ASI(タット・トゥヴァ厶・アシ)‐としました。
ここ数年、わたしが夢中で追い求めて研究している言葉です。この言葉は2500年以上前の古代インドの哲学で、サンスクリット語で「わたしはあなたであり、すべてである」という意味があります。
この言葉の理解と酒造りへの落とし込みが理想の酒への道だと確信しています。



この思想は古代アフリカ時代から始まり、狩猟採集民、海洋民から全世界に伝わって、やがてインダス・シュメール文明、その後のバラモンで言葉として聖典化され、のちに仏教の梵我一如や縁起思想、神道の直会など、東洋思想の根幹をなす思想の基礎となりました。



当然、この考え方は日本や日本人の考え方にも大きく影響を与え、御神酒やまつりの構造に組み込まれて人々の深層に刻まれている考え方です。
つまりTAT TVAM ASIは仏教のSAGA(ルーツ)であり、神道のSAGAであり、日本や日本酒の文化伝統や御神酒のSAGAとなる考え方で、酒を造り、酒を飲むうえで欠かせない醸造思想であると感じています。



この言葉に近づける酒を造りたいのです。
今回のSAGAはなかなか近づいていると思います。前回のSAGA悠久の詩と同様にラベルの絵は私が描いてデザインしたものになっています。

よろしくお願いいたします。                   



  小島達也





原材料名 米、米こうじ
原料米 島根県産佐香錦100%
アルコール 16.9度
精米歩合 50%
生酛造り
1回火入れ
詰口日 2024/4/4
-5℃冷蔵瓶貯蔵

商品詳細

■原材料 米・米麹
■アルコール度数 16.9
vintage R5

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